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第32話:Dark Signs, Part 1
原題は「自由の象徴 ダイダロスブリッジ」
登場人物
不動遊星=Yusei Fudo(ユーセー・フドー)
ジャック・アトラス=Jack Atlas (ジャック・アトラス)
カーリー渚=Carly Carmine(カーリー・カーマイン)
狭霧深影=Mina (ミナ)
レクス・ゴドウィン=Rex Goodwin (レクス・グッドウィン)
クロウ=Crow (クロウ)
ナーヴ=Blitz (ブリッツ)
ブリッツ=Nervin (ナーヴィン)
タカ=Tank (タンク)
ラリー=Rally (ラリー)
雑賀=Blister (ブリスター)
鬼柳京介=Kalin Kessler (カラン・ケスラー)
ダークシグナーとなった鬼柳が遊星たちの前に初登場する回。
日本語版での特徴的な笑いが、英語版でどう演じられるか海外ファンの間でも注目されていましたが、狂気の感じられる笑いで、(ファンのフォーラムを覗く限り)なかなか好評だったようです。
雑賀の性格がシニカルの極みで、サテライトの人たちが抱く夢や希望を、実現するわけがないと決め付けている様子。
日本語版の雑賀の性格と随分違うので残念な気がします。
あと、日本語版で、雑賀が遊星のアザについて、「伝説の男の遺志を引き継ぐ印なのかもな」というのに対して、遊星が「オレは…そんなガラじゃない」と答えますが、英語版の二人の会話は、それとは全くの逆の意味を持つやりとりになっていました。
英語版の雑賀は「夢だけではサテライトをシティにつなぐことはできない」と言い、それに対して遊星は「そうかもしれない。だが、それは、オレが(サテライトをシティに繋ぐことに)トライしてはいけないってことにはならない」と答えます。
日本語版遊星の「オレは…そんなガラじゃない」というセリフは、後になって、彼がゼロ・リバースを父親の犯した罪として後ろめたい気持ちで生きてきたことが明らかになることで、そのセリフの真意がわかる、という重要なセリフなので、この改変は残念です。
でも、考えてみれば、英語版遊星は当初から、サテライトの仲間たちを自由にしてやりたい、という目標を掲げて行動していたのでした。
ヘリの中での、カーリーと狭霧さんのやりとりが、かなり改変されていました。
狭霧さんにジャックとの関係を尋ねられたとき、英語版カーリーは、「ジャックと私は、永遠の親友で、デュエルのタッグ・チームなの」と答えているのですが、これは「ごにょごにょ」と親密な関係を匂わせた方が絶対面白いんですけどね…。
ゼロ・リバースについては、「地震」という表現で、事件を表す固有名詞は使われませんでしたが、内容は日本語版とほぼ同様でした。
ジャックの説明によると、遊星の両親は行方不明らしいです。
- BADの名称は使われていない。
- 雑賀の性格が大変シニカル。サテライトの人たちが抱こうとする「夢」に対して、実現が不可能だと決め付けている。
- カードをねだる子供たちに、オレはサンタクロースではないというクロウ。
- タカは、遊星からサインをもらってオンライン販売しよう、と冗談まじりに言う。
- ダークシグナーの話を聞いて怖がるブリッツやタカたち。パイプラインを通って逃げ出そうという。
- 伝説のD・ホイーラーの話は"Bridge to Nowhere"(どこにも通じていない橋)というタイトルで知られている。
- 伝説のD・ホイーラーは、英語版では"Stranger"(見知らぬ男。異邦人)
- ラリーはオムツをしているとからかう子供たち。
- 雑賀が「夢だけではサテライトをシティにつなぐことはできない」と言うと、遊星は「そうかもしれない。だが、それは、オレがトライしてはいけないってことにはならない」と答える。ここの二人の会話は、日本語版とはニュアンスが全く反対になっている。
- 地上絵が消失したことを報告するニュースに登場するヒッピー風の目撃者。まさにヒッピーのような喋り方。
- ニュースを見たゴドウィンの独白「ダークシグナーたちを阻止する力が我々にあるといいのだが」。 ゴドウィンの真の目的を知っていると、ここの英語版のセリフは奇妙と言わざるを得ない。
- ディマクが遊星と闘う意思を見せた時の鬼柳のセリフ。"No, this Satellite is mine." (いや、このサテライトの男は、オレのものだ) mine=オレの相手
- ルドガー、鬼柳に"Happy Hunting!"(楽しい狩りを!)と声をかける
- 遊星が旧モーメントに向かうのは、ゴドウィンからそのように指示されたかららしい。
- クロウは、「ポニーテールの男は信じるな」と言う。
- 狭霧さんはジャックのことをファーストネームで呼んでいる。以前はずっとMr. Atlasだった。狭霧さんのジャックに対する話し方は、友人を相手にしているようなくだけた話し方。
- 狭霧さんにジャックとの関係を尋ねられたカーリー。自分たちはBFFs(=best friends forever。永遠なる親友)だと答える。
- 日本語版ではジャックから遊星のことを聞きだそうとして遊星の悪口を言うカーリーだが、英語版では、いまだ遊星に対する敗北を悲しんでいるジャックの気持ちを盛り上げようとして遊星の悪口を言っている。
- 旧モーメント= the old Ener-D Reactor
- ジャックによると、遊星の両親がモーメント(Ener-D)のブレーンだった。
- 「ゼロ・リバース」という名称は英語版では使われておらず、「earthquake(地震)」と単に呼ばれている。
- 遊星の両親は、その後、行方不明。
- 鬼柳は今回、クロウのことを名前で呼ばず「遊星のbirdbrain friend」と呼んでいる。birdbrain(鳥の脳=ばかな、軽率な)
- それに対する遊星の返答"How do you know our names?"(どうしてオレたちの名前を知っている?)は、ちょっと変(笑)。
- 英語版では、鬼柳はサテライトを去って、遊星たちの前から姿を消したことになっているらしい。
- そしてしばらく留守にしている間に「新しいダチができた」。
- 英語版鬼柳の笑い声は、日本語版同様、狂っている感じが出ていて、英語圏のファンには好評。
Quotes (抜粋セリフ):
ブリッツ、ナーヴ、タカ、ラリー、雑賀が、吊橋を恐る恐る渡っている。
雑賀:Just great. We're going somewhere worse than that rat-infested bunker you call hangout.
(最高だよ。あのネズミだらけの、お前たちが根城と呼んでる隠れ家よりヒドい場所に行くなんてね。)
ラリー:Look! The bridge! It's beautiful!
(見て!あの橋!綺麗だろ!)
雑賀:Yeah, if you like scrap metal. All that thing's good for is broken promises and lost dreams.
(ああ、くず鉄が好きならな。あんなのは、守られなかった約束と失われた夢に過ぎないぜ)
ダイダロス・ブリッジ近くのクロウの棲家。
子供たちが集まって、カードをねだる。
クロウ:What are you talking about? You kids want more of my cards? Look at me! Do you see beard and a red hat? I'm not Santa Clause!
(何言ってるんだよ、 お前ら。オレのカードをもっと欲しいだと?オレを見てみろよ!ヒゲとか赤い帽子とかが見えるか? サンタ・クロースじゃねぇぞ。)
タカ:Maybe if I get his autograph, I'll sell it online and get rich!
(あいつ(=遊星)のサインもらったら、オンラインで売って金持ちになれるな!)
クロウ、伝説のD・ホイーラーの話をする。
物語のタイトルは"The Bridge to Nowhere"(どこにも通じていない橋)
伝説のD・ホイーラーは、"Stranger"(見知らぬ男)
ストーリーの内容は、日本語版にほぼ沿っている。
クロウ:...There was only one road to freedom. A path he built himself. A bridge that united his people. And a life that became a legend. He proved that just because he was held down all his life that does not mean your spirit can't soar through the sky.
(…自由への道が一本だけあった。男自身が作った道。人々の心を一つにした橋。そして伝説となった命。一生抑えつけられていたとしても、心は空を駆け登ることができるってことを、男は示したんだ。)
クロウ:...If you want to find him, <子供たちと声を揃えて>"Just look in your heart!"
(もしこの男を見つけたかったら、<子供たちと声を揃えて>「自分の心の中を探してごらん」)
ラリー:I just noticed. Your duel runner has a pair of wings, too.
(今気付いたんだけどさ。お前のD・ホイールも翼がついてるな!)
クロウ:Oh! Of course, I'm the Stranger.
(ああ、もちろんだ。オレがその「見知らぬ男」なんだから)
子供たち&ラリー:You are?
(そうなの?)
クロウ:Just kidding!
(冗談だよ!)
クロウ:Okay, time for bed. Adults need to talk!
(さぁ、寝る時間だぞ。大人は話があるからな!)
ラリー:Like me!
(オレもな!)
子供A:But he's not even grown-up!
(だけど、ラリーは大人じゃないぞ)
子供B:He's still in diapers!
(まだ、オムツしてるしな!)
ラリー:Hey!
(こらぁ!)
ダークシグナーのアジトにて
ディマク(?)が遊星と闘うと名乗りをあげると、
鬼柳(立ち上がって): No! This Satellite is mine! I have a debt to collect.
(駄目だ!あのサテライトの男はオレのものだ。借金を回収しなきゃならないんだ)
ルドガー(?):Hmmm. Happy hunting, Kalin!
(ふーむ。楽しい狩りを。鬼柳!)
サテライトに向かうヘリの中。
カーリーは、「自分がジャックを助けなければ、ジャックは今ごろ蜘蛛のモンスターになっていたと思うわ」と言う。
狭霧:What makes you think you're so special?
(どうして、あなたは自分がそんなに特別だと思えるのかしら?)
カーリー:Well, you see, Jack and I are BFFs. I guess you could say we're like a dueling tag team.
(えっと…そうね…、ジャックと私は永遠の親友で、いわば、デュエルのタッグ・チームみたいな関係なの)
狭霧:Tag Team?! That's ridiculous!
(タッグ・チームですって!馬鹿馬鹿しい!)
カーリー:Ooooh. Jea-lous.
(あら…嫉妬してるのね)
狭霧:Please, Jack! Tell this "fan" that the champ does not need anyone's help.
(お願い、ジャック! この「ファン」に、チャンピオンは誰の助けも必要としていないと、言ってやって下さい)
ジャック:I'm not the champ! Don't you remember?
(オレはチャンピオンではない!覚えていないのか?)
狭霧:I'm sorry! I just forgot, Jack.
(ごめんなさい!忘れてました、ジャック)
※ 英語版狭霧さんのジャックに対する喋り方は、慣れ慣れし過ぎる!
ジャック、遊星の出生について語る。
遊星は、ネオドミノシティの摩天楼で生まれた。
ジャック:His parents were the brains of the first Ener-D reactor.
(ヤツの両親は、最初のEner-D反応炉(=モーメント)のブレーンだったのだ)
カーリー (心情):This is incredible! No one knows! What a scoop!
((すごいわ!誰も知らない大スクープだわ!))
カーリー:Wait a minute! If Yusei was born with a silver spoon, how did he end up in the Satellite Sector? Oooh, did he do something bad?
(ちょっと待って!遊星がそんな立派な生まれなら、どうしてサテライトに住んでたの?あぁ、もしかして、何か悪いことでもしたの?)
※silver spoon =豊かな富、(主に相続した)富。
ジャック:It was not anything he did. It was his parents.
(ヤツが何かをしたわけではないんだ。ヤツの両親だ)
狭霧さんがジャックの話を止めようとするが、ジャックはこれ以上嘘をつくのはうんざりだと言って、Ener-D反応炉(=モーメント)の事故とそれに伴う「地震」について話す。
ジャック:...So when he was just a baby, he was shipped off and ended up in the Satellite Sector and in an orphanage. That's the Yusei I know.
(それで、ヤツがまだ赤ん坊だった時に、サテライトの孤児院に送られたというわけだ。それが、オレの知っている遊星だ)
カーリー:Oh, and if you excuse me, I have to call my editor!!!!
(あら、悪いけど、私、編集長に電話しなくちゃ!)
ジャック:Go ahead. I will be sure to visit you in the facility when they lock you up and toss the key.
(電話するがいいさ! 施設(=収容所)に閉じ込められたら、ちゃんと面会に行ってやろう)
旧モーメントに向かって走る遊星とクロウ。
クロウ:The light is gone! Is it good or bad?
(光が消えたぞ!これはいいことか悪いことかどっちだ?)
遊星:Well, in my experience, anything that looks bad is bad.
(オレの経験では、悪そうに見えることは、実際に悪いことだな。)
※↑英語版遊星のユーモア・センスがわかる。
クロウ:Oh, great.
(まいったな)
鬼柳、遊星とクロウの前に姿を現わす。
鬼柳:Yusei! And his birdbrain friend! Hahaha.... You don't know how long I've been waiting for this moment. It's a shame it wil be over so quickly.
(遊星!そして、そのバカな連れか!ハハハ… オレがこの時をどれほど待ちわびたかわかるまい! すぐに終わってしまうのが残念だな)
※birdbrain⇒鳥の脳=ばかな、軽率な
遊星:So, how do you know our names?
(なぜ、オレたちの名を知っている?!)
※ 鬼柳は"Yusei"の名しか呼んでないので、「オレたちの名」は変だと思う(笑)
鬼柳:Heh! I never forget, old friend!
(ふ、一度だって忘れたことはないさ、かつての友よ!)
遊星:Kalin Kessler! Is that really you?!
(鬼柳京介! 本当にお前なのか?)
クロウ:We thought when you left the Satellilte, it was forever!
(サテライトからいなくなって、もう帰ってこないのかと思ってたぜ!)
鬼柳:It was. But thanks to Yusei and that mark of yours, Kalin is back. And while I was away, I made some new friends! I believe you have already duelled one of my associates.
(そのつもりだったさ。だが、遊星とそのアザのおかげで、鬼柳再び参上だ! 留守にしている間に、新しいダチが何人かできたなぁ。遊星は、オレの仲間の一人と既にデュエルしていると思うがな。)
※associateは、通常「仕事仲間」に使う。
遊星:Kalin, please! You have to stop what you're planning to do with the Satellite. You were once our friend.
(鬼柳!お願いだ!サテライトでお前がやろうとしていることを、やめてくれ! お前はかつてオレたちの友だったじゃないか!)
鬼柳:Once your friend, yes. But now, your enemy!
(かつての友。確かにな。だが今は、お前の敵だ!)
鬼柳:After what you did to me, this is sweet justice, dear old friend! You destroyed my life, so I'll destroy your home. Satellite will burn!
(これは、お前がオレにしたことに対する素敵な報復さ、かつての友よ! お前はオレの人生をめちゃくちゃにしてくれた。だから、オレはお前の故郷を壊してやるのさ。サテライトは火の海となる!)
鬼柳:Now get ready for the duel of your life. Hahahaha....!!!!
(さぁ、人生最高のデュエルの準備はいいか? ハハハハ…!!!!)
登場人物
不動遊星=Yusei Fudo(ユーセー・フドー)
ジャック・アトラス=Jack Atlas (ジャック・アトラス)
カーリー渚=Carly Carmine(カーリー・カーマイン)
狭霧深影=Mina (ミナ)
レクス・ゴドウィン=Rex Goodwin (レクス・グッドウィン)
クロウ=Crow (クロウ)
ナーヴ=Blitz (ブリッツ)
ブリッツ=Nervin (ナーヴィン)
タカ=Tank (タンク)
ラリー=Rally (ラリー)
雑賀=Blister (ブリスター)
鬼柳京介=Kalin Kessler (カラン・ケスラー)
ダークシグナーとなった鬼柳が遊星たちの前に初登場する回。
日本語版での特徴的な笑いが、英語版でどう演じられるか海外ファンの間でも注目されていましたが、狂気の感じられる笑いで、(ファンのフォーラムを覗く限り)なかなか好評だったようです。
雑賀の性格がシニカルの極みで、サテライトの人たちが抱く夢や希望を、実現するわけがないと決め付けている様子。
日本語版の雑賀の性格と随分違うので残念な気がします。
あと、日本語版で、雑賀が遊星のアザについて、「伝説の男の遺志を引き継ぐ印なのかもな」というのに対して、遊星が「オレは…そんなガラじゃない」と答えますが、英語版の二人の会話は、それとは全くの逆の意味を持つやりとりになっていました。
英語版の雑賀は「夢だけではサテライトをシティにつなぐことはできない」と言い、それに対して遊星は「そうかもしれない。だが、それは、オレが(サテライトをシティに繋ぐことに)トライしてはいけないってことにはならない」と答えます。
日本語版遊星の「オレは…そんなガラじゃない」というセリフは、後になって、彼がゼロ・リバースを父親の犯した罪として後ろめたい気持ちで生きてきたことが明らかになることで、そのセリフの真意がわかる、という重要なセリフなので、この改変は残念です。
でも、考えてみれば、英語版遊星は当初から、サテライトの仲間たちを自由にしてやりたい、という目標を掲げて行動していたのでした。
ヘリの中での、カーリーと狭霧さんのやりとりが、かなり改変されていました。
狭霧さんにジャックとの関係を尋ねられたとき、英語版カーリーは、「ジャックと私は、永遠の親友で、デュエルのタッグ・チームなの」と答えているのですが、これは「ごにょごにょ」と親密な関係を匂わせた方が絶対面白いんですけどね…。
ゼロ・リバースについては、「地震」という表現で、事件を表す固有名詞は使われませんでしたが、内容は日本語版とほぼ同様でした。
ジャックの説明によると、遊星の両親は行方不明らしいです。
- BADの名称は使われていない。
- 雑賀の性格が大変シニカル。サテライトの人たちが抱こうとする「夢」に対して、実現が不可能だと決め付けている。
- カードをねだる子供たちに、オレはサンタクロースではないというクロウ。
- タカは、遊星からサインをもらってオンライン販売しよう、と冗談まじりに言う。
- ダークシグナーの話を聞いて怖がるブリッツやタカたち。パイプラインを通って逃げ出そうという。
- 伝説のD・ホイーラーの話は"Bridge to Nowhere"(どこにも通じていない橋)というタイトルで知られている。
- 伝説のD・ホイーラーは、英語版では"Stranger"(見知らぬ男。異邦人)
- ラリーはオムツをしているとからかう子供たち。
- 雑賀が「夢だけではサテライトをシティにつなぐことはできない」と言うと、遊星は「そうかもしれない。だが、それは、オレがトライしてはいけないってことにはならない」と答える。ここの二人の会話は、日本語版とはニュアンスが全く反対になっている。
- 地上絵が消失したことを報告するニュースに登場するヒッピー風の目撃者。まさにヒッピーのような喋り方。
- ニュースを見たゴドウィンの独白「ダークシグナーたちを阻止する力が我々にあるといいのだが」。 ゴドウィンの真の目的を知っていると、ここの英語版のセリフは奇妙と言わざるを得ない。
- ディマクが遊星と闘う意思を見せた時の鬼柳のセリフ。"No, this Satellite is mine." (いや、このサテライトの男は、オレのものだ) mine=オレの相手
- ルドガー、鬼柳に"Happy Hunting!"(楽しい狩りを!)と声をかける
- 遊星が旧モーメントに向かうのは、ゴドウィンからそのように指示されたかららしい。
- クロウは、「ポニーテールの男は信じるな」と言う。
- 狭霧さんはジャックのことをファーストネームで呼んでいる。以前はずっとMr. Atlasだった。狭霧さんのジャックに対する話し方は、友人を相手にしているようなくだけた話し方。
- 狭霧さんにジャックとの関係を尋ねられたカーリー。自分たちはBFFs(=best friends forever。永遠なる親友)だと答える。
- 日本語版ではジャックから遊星のことを聞きだそうとして遊星の悪口を言うカーリーだが、英語版では、いまだ遊星に対する敗北を悲しんでいるジャックの気持ちを盛り上げようとして遊星の悪口を言っている。
- 旧モーメント= the old Ener-D Reactor
- ジャックによると、遊星の両親がモーメント(Ener-D)のブレーンだった。
- 「ゼロ・リバース」という名称は英語版では使われておらず、「earthquake(地震)」と単に呼ばれている。
- 遊星の両親は、その後、行方不明。
- 鬼柳は今回、クロウのことを名前で呼ばず「遊星のbirdbrain friend」と呼んでいる。birdbrain(鳥の脳=ばかな、軽率な)
- それに対する遊星の返答"How do you know our names?"(どうしてオレたちの名前を知っている?)は、ちょっと変(笑)。
- 英語版では、鬼柳はサテライトを去って、遊星たちの前から姿を消したことになっているらしい。
- そしてしばらく留守にしている間に「新しいダチができた」。
- 英語版鬼柳の笑い声は、日本語版同様、狂っている感じが出ていて、英語圏のファンには好評。
Quotes (抜粋セリフ):
ブリッツ、ナーヴ、タカ、ラリー、雑賀が、吊橋を恐る恐る渡っている。
雑賀:Just great. We're going somewhere worse than that rat-infested bunker you call hangout.
(最高だよ。あのネズミだらけの、お前たちが根城と呼んでる隠れ家よりヒドい場所に行くなんてね。)
ラリー:Look! The bridge! It's beautiful!
(見て!あの橋!綺麗だろ!)
雑賀:Yeah, if you like scrap metal. All that thing's good for is broken promises and lost dreams.
(ああ、くず鉄が好きならな。あんなのは、守られなかった約束と失われた夢に過ぎないぜ)
ダイダロス・ブリッジ近くのクロウの棲家。
子供たちが集まって、カードをねだる。
クロウ:What are you talking about? You kids want more of my cards? Look at me! Do you see beard and a red hat? I'm not Santa Clause!
(何言ってるんだよ、 お前ら。オレのカードをもっと欲しいだと?オレを見てみろよ!ヒゲとか赤い帽子とかが見えるか? サンタ・クロースじゃねぇぞ。)
タカ:Maybe if I get his autograph, I'll sell it online and get rich!
(あいつ(=遊星)のサインもらったら、オンラインで売って金持ちになれるな!)
クロウ、伝説のD・ホイーラーの話をする。
物語のタイトルは"The Bridge to Nowhere"(どこにも通じていない橋)
伝説のD・ホイーラーは、"Stranger"(見知らぬ男)
ストーリーの内容は、日本語版にほぼ沿っている。
クロウ:...There was only one road to freedom. A path he built himself. A bridge that united his people. And a life that became a legend. He proved that just because he was held down all his life that does not mean your spirit can't soar through the sky.
(…自由への道が一本だけあった。男自身が作った道。人々の心を一つにした橋。そして伝説となった命。一生抑えつけられていたとしても、心は空を駆け登ることができるってことを、男は示したんだ。)
クロウ:...If you want to find him, <子供たちと声を揃えて>"Just look in your heart!"
(もしこの男を見つけたかったら、<子供たちと声を揃えて>「自分の心の中を探してごらん」)
ラリー:I just noticed. Your duel runner has a pair of wings, too.
(今気付いたんだけどさ。お前のD・ホイールも翼がついてるな!)
クロウ:Oh! Of course, I'm the Stranger.
(ああ、もちろんだ。オレがその「見知らぬ男」なんだから)
子供たち&ラリー:You are?
(そうなの?)
クロウ:Just kidding!
(冗談だよ!)
クロウ:Okay, time for bed. Adults need to talk!
(さぁ、寝る時間だぞ。大人は話があるからな!)
ラリー:Like me!
(オレもな!)
子供A:But he's not even grown-up!
(だけど、ラリーは大人じゃないぞ)
子供B:He's still in diapers!
(まだ、オムツしてるしな!)
ラリー:Hey!
(こらぁ!)
ダークシグナーのアジトにて
ディマク(?)が遊星と闘うと名乗りをあげると、
鬼柳(立ち上がって): No! This Satellite is mine! I have a debt to collect.
(駄目だ!あのサテライトの男はオレのものだ。借金を回収しなきゃならないんだ)
ルドガー(?):Hmmm. Happy hunting, Kalin!
(ふーむ。楽しい狩りを。鬼柳!)
サテライトに向かうヘリの中。
カーリーは、「自分がジャックを助けなければ、ジャックは今ごろ蜘蛛のモンスターになっていたと思うわ」と言う。
狭霧:What makes you think you're so special?
(どうして、あなたは自分がそんなに特別だと思えるのかしら?)
カーリー:Well, you see, Jack and I are BFFs. I guess you could say we're like a dueling tag team.
(えっと…そうね…、ジャックと私は永遠の親友で、いわば、デュエルのタッグ・チームみたいな関係なの)
狭霧:Tag Team?! That's ridiculous!
(タッグ・チームですって!馬鹿馬鹿しい!)
カーリー:Ooooh. Jea-lous.
(あら…嫉妬してるのね)
狭霧:Please, Jack! Tell this "fan" that the champ does not need anyone's help.
(お願い、ジャック! この「ファン」に、チャンピオンは誰の助けも必要としていないと、言ってやって下さい)
ジャック:I'm not the champ! Don't you remember?
(オレはチャンピオンではない!覚えていないのか?)
狭霧:I'm sorry! I just forgot, Jack.
(ごめんなさい!忘れてました、ジャック)
※ 英語版狭霧さんのジャックに対する喋り方は、慣れ慣れし過ぎる!
ジャック、遊星の出生について語る。
遊星は、ネオドミノシティの摩天楼で生まれた。
ジャック:His parents were the brains of the first Ener-D reactor.
(ヤツの両親は、最初のEner-D反応炉(=モーメント)のブレーンだったのだ)
カーリー (心情):This is incredible! No one knows! What a scoop!
((すごいわ!誰も知らない大スクープだわ!))
カーリー:Wait a minute! If Yusei was born with a silver spoon, how did he end up in the Satellite Sector? Oooh, did he do something bad?
(ちょっと待って!遊星がそんな立派な生まれなら、どうしてサテライトに住んでたの?あぁ、もしかして、何か悪いことでもしたの?)
※silver spoon =豊かな富、(主に相続した)富。
ジャック:It was not anything he did. It was his parents.
(ヤツが何かをしたわけではないんだ。ヤツの両親だ)
狭霧さんがジャックの話を止めようとするが、ジャックはこれ以上嘘をつくのはうんざりだと言って、Ener-D反応炉(=モーメント)の事故とそれに伴う「地震」について話す。
ジャック:...So when he was just a baby, he was shipped off and ended up in the Satellite Sector and in an orphanage. That's the Yusei I know.
(それで、ヤツがまだ赤ん坊だった時に、サテライトの孤児院に送られたというわけだ。それが、オレの知っている遊星だ)
カーリー:Oh, and if you excuse me, I have to call my editor!!!!
(あら、悪いけど、私、編集長に電話しなくちゃ!)
ジャック:Go ahead. I will be sure to visit you in the facility when they lock you up and toss the key.
(電話するがいいさ! 施設(=収容所)に閉じ込められたら、ちゃんと面会に行ってやろう)
旧モーメントに向かって走る遊星とクロウ。
クロウ:The light is gone! Is it good or bad?
(光が消えたぞ!これはいいことか悪いことかどっちだ?)
遊星:Well, in my experience, anything that looks bad is bad.
(オレの経験では、悪そうに見えることは、実際に悪いことだな。)
※↑英語版遊星のユーモア・センスがわかる。
クロウ:Oh, great.
(まいったな)
鬼柳、遊星とクロウの前に姿を現わす。
鬼柳:Yusei! And his birdbrain friend! Hahaha.... You don't know how long I've been waiting for this moment. It's a shame it wil be over so quickly.
(遊星!そして、そのバカな連れか!ハハハ… オレがこの時をどれほど待ちわびたかわかるまい! すぐに終わってしまうのが残念だな)
※birdbrain⇒鳥の脳=ばかな、軽率な
遊星:So, how do you know our names?
(なぜ、オレたちの名を知っている?!)
※ 鬼柳は"Yusei"の名しか呼んでないので、「オレたちの名」は変だと思う(笑)
鬼柳:Heh! I never forget, old friend!
(ふ、一度だって忘れたことはないさ、かつての友よ!)
遊星:Kalin Kessler! Is that really you?!
(鬼柳京介! 本当にお前なのか?)
クロウ:We thought when you left the Satellilte, it was forever!
(サテライトからいなくなって、もう帰ってこないのかと思ってたぜ!)
鬼柳:It was. But thanks to Yusei and that mark of yours, Kalin is back. And while I was away, I made some new friends! I believe you have already duelled one of my associates.
(そのつもりだったさ。だが、遊星とそのアザのおかげで、鬼柳再び参上だ! 留守にしている間に、新しいダチが何人かできたなぁ。遊星は、オレの仲間の一人と既にデュエルしていると思うがな。)
※associateは、通常「仕事仲間」に使う。
遊星:Kalin, please! You have to stop what you're planning to do with the Satellite. You were once our friend.
(鬼柳!お願いだ!サテライトでお前がやろうとしていることを、やめてくれ! お前はかつてオレたちの友だったじゃないか!)
鬼柳:Once your friend, yes. But now, your enemy!
(かつての友。確かにな。だが今は、お前の敵だ!)
鬼柳:After what you did to me, this is sweet justice, dear old friend! You destroyed my life, so I'll destroy your home. Satellite will burn!
(これは、お前がオレにしたことに対する素敵な報復さ、かつての友よ! お前はオレの人生をめちゃくちゃにしてくれた。だから、オレはお前の故郷を壊してやるのさ。サテライトは火の海となる!)
鬼柳:Now get ready for the duel of your life. Hahahaha....!!!!
(さぁ、人生最高のデュエルの準備はいいか? ハハハハ…!!!!)
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